先週末(5月6日)のドル円相場
先週末のドル円は、4月米雇用統計の強弱まちまちの結果に下落するも、米金利先高観からの買いに支えられ底堅い展開となりました。
東京市場のドル円は、時間外の米10年債利回りが3.09%台へ上昇したことを背景に、円売りドル買いが優勢となり、130.80円まで上昇し、その後も底堅く推移しました。
海外市場は底堅い。4月米雇用統計発表を前にポジション調整目的の売りが先行し、130.23円まで下落しました。発表された4月米雇用統計では、非農業部門雇用者数(予想: 39.1万人結果: 42.8万人)は強い数値だったものの、失業率(予想: 3.5% 結果: 3.6%)、平均時給(予想:0.4% 結果:0.3%)がいずれも予想を下回る弱い結果となったことで130.12円まで下落しました。ただ、ドル金利先高観からのドル買い意欲は旺盛で、すぐに130.70円まで買い戻される荒い展開となりました。その後利食い売りに押される場面はあったものの、引けにかけては底堅く推移し、130.38円でNYをクローズしています。
本日(5月9日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は穏やかな上向きとなっており上昇を示唆しています。日足・週足・月足ともにボリンジャーバンドの中心線はいずれも右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日は、ドル買い優勢(130.09円〜131.25円)になると予想します。
上値目途は、節目となる131.00円がターゲットとなり、上抜けると4/28高値131.25円が次のターゲットとなります。下値目途は、5/6安値130.09円となり、節目130.00円を割り込むと、4/20高値129.40円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
週足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
最新の週次レポートはこちら(2022/5/9)(PDF)