2022/3/4 FXドル円予想レポート

昨日(3月3日)のドル円相場

昨日(3月3日)のドル円は、ウクライナ情勢を背景として、115.80円まで上昇後に115.38円まで下落するといった上値が重い展開となりました。 東京市場は上昇。朝方に115.44円まで下げる場面もありましたが、その後は、日経平均株価の上昇を支えに下値を切り上げ、底堅さを維持しながら115.71円まで上昇しました。 海外市場では、ロシア・ウクライナの第2回停戦協議への期待感から、リスク選好の円売りドル買いが先行し、日通し高値となる115.80円まで上昇しましたが、欧州株相場が下落するとリスク回避の円買いドル売りが優勢となりました。その後、プーチン露大統領がマクロン仏大統領との電話会談の中で「いかなる状況でもウクライナにおける軍事作戦の目的を達成する」と強硬姿勢を示したことでリスク回避の円買いドル売りが加速。日通し安値となる115.38円まで下落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、115.45円でNYをクローズしています。

本日(3月4日)のドル円予想

1時間足のボリンジャーバンドは、エクスパンションを形成しながら中心線が下向きで強い下落を示唆しています。日足ボリンジャーバンドは中心線が穏やかな上向きにですが、±2σが収斂し始めており、上昇に一服感がでています。 以上のことから、本日は、ドル売り優勢(114.90円〜115.67円)になると予想します。 上値目処は、3/2高値かつ1/4高値116.35円から1/24安値の113.47円の76.4%戻しとなる115.67円近辺となり、上抜けると、2/15高値115.87円近辺が次のターゲットとなります。 下値目途は、1/24安値113.47円から2/10高値116.33円の38.2%押しにあたる115.24円近辺となり、節目となる115円を下抜けると、50.0%押しとなる114.90円が次のターゲットとなります。

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