2022/3/3 FXドル円予想レポート

昨日(3月2日)のドル円相場

昨日(3月2日)のドル円は、好調な2月ADP全米雇用統計の結果やパウエルFRB議長の金利大幅利上げに前向きな発言から、115.68円まで急伸しました。 東京市場は、下値が堅い。日経平均株価が下落して始まったことを受けて、リスク回避の円買いが先行し、 114.79円まで下落する場面もありましたが、時間外の米10年債利回りが上昇すると、円売りドル買いが優勢となり、115.10円まで上昇する底堅い展開となりました。 海外市場は続伸。発表された2月ADP全米雇用統計では、47.5万人増と予想の38.8万人増を大きく上回ったことが伝わると、リスク選好の円売りドル買いが先行しました。なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日、米下院金融サービス委員会で「インフレ高止まりなら、1回もしくは複数回の会合にわたり0.50%の利上げを行い、積極的に対応する」と発言したことを受け、米10年債利回りが1.90%台まで急騰。円売りドル買いが加速し、日通し高値となる115.86円まで急伸しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、115.51円でNYをクローズしています。

本日(3月3日)のドル円予想

1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。日足ボリンジャーバンドは中心線が上向きに転じておりますが、±2σが収斂し始めており、上昇に一服感がでています。 以上のことから、本日は、もみ合い(115.24円〜115.87円)になると予想します。 上値目処は、3/2高値かつ1/4高値116.35円から1/24安値の113.47円の76.4%戻しとなる115.67円近辺となり、上抜けると、2/15高値115.87円近辺が次のターゲットとなります。 下値目途は、1/24安値113.47円から2/10高値116.33円の38.2%押しにあたる115.24円近辺となり、節目となる115円を下抜けると、50.0%押しとなる114.90円が次のターゲットとなります。 ※チャートは、ドル/円の一時間足日足ボリンジャーバンドフィボナッチを表示しています。

ドル円週次レポート

最新の週次レポートはこちら(2022/2/28)(PDF)

新しい記事

記事一覧

古い記事

テクニカル分析チャート講座

FXブロードネットでは、取引ツールに搭載しているものを中心にテクニカルチャートの基本的な見方と使い方をご紹介します。

プライスアクション

プライスアクションの基本法則や9つの各プライスアクションをそれぞれ動画や図解と共にご紹介します。

FXドル円予想レポート

ドル円の前日の為替相場の動きを、各テクニカルで検証します。

[動画でわかる]山中康司のボリンジャーバンド実践的手法

ボリンジャーバンドについて、全6ステップの動画で山中康司がわかりやすく説明いたします。

関連情報