2022/3/1 FXドル円予想レポート

昨日(2月28日)のドル円相場

昨日(2月28日)のドル円は、ウクライナ情勢を背景に不安定な値動きが続くなか、114.86円まで下落しました。 東京市場は、欧米諸国が週末2/26にロシア大手銀行を国際決済網の国際銀行間通信協会(SWIFT)から締め出す金融制裁措置を打ち出したことを受け、リスク回避の円買いドル売りが先行し、早朝に115.05円まで急落する場面もありましたが、ロシア大統領府のペスコフ報道官が、ウクライナとの停戦交渉のためベラルーシに代表団を送り込んだことが明らかにされるとリスク回避姿勢が後退し、115.74円まで買い戻されるなど荒い値動きとなりました。 海外市場は、下落。ウクライナとロシアの代表団との停戦を巡る協議では、両国の立場が大きく異なり、今後の対話で進展が望めるかは不透明な要素が多く、その結果を受けてダウ平均が580ドル超下落するなど、リスク回避の円買いドル売りが優勢となり、日通し安値となる114.86円まで下落しました。引けにかけて小反発するも、戻りは鈍く114.97円でNYをクローズしています。

本日(3月1日)のドル円予想

1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が右肩下がりとなっていますが、 2σが収斂しており、一旦は下げ止まりを示唆しています。日足ボリンジャーバンドは中心線が横ばいに転じており、もみ合いを示唆しています。 以上のことから、本日は、もみ合い(114.56円〜115.67円)になると予想します。 上値目処は、1/4高値116.35円から1/24安値の113.47円の61.8%戻しとなる115.25円近辺となり、上抜けると76.4%戻しとなる115.67円近辺が次のターゲットとなります。 下値目途は、1/24安値113.47円から2/10高値116.33円の50.0%押しにあたる114.90円近辺、下抜けると、61.8%押しにあたる114.56円近辺が次のターゲットとなります。 ※チャートは、ドル/円の一時間足日足ボリンジャーバンドフィボナッチを表示しています。

ドル円週次レポート

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