先週末(1月28日)のドル円相場
先週末(1月28日)のドル円は、日米金利差を意識した円売りドル買いが優勢となり、115.68円まで上昇しましたが、米雇用関連指標の弱い結果に一転下落する展開となりました。
東京市場は、上昇。日経平均株価の上昇を背景にリスク選好の円売りドル買いが優勢となり、115.52円まで上昇しました。
海外市場は、欧州勢参入後は米金利先高感から円売りドル買いが先行し、115.68円まで上昇しました。NY時間に発表された米PCEコアデフレーターでは、前年同月比4.9%上昇と1983年以来の高い伸びを記録したものの、同時に発表された雇用コスト指数(予想:1.2% 結果:1.0%)の弱い結果を受け、ドル売りが先行し、米10年債利回りが低下に転じたことでリスク回避の円買いドル売りが加速し、115.12円まで下落しました。その後、ダウ平均の上昇を背景としたドル買いから、115.30円台へ値を戻す場面もありましたが、上値は重く、115.14円でNYをクローズしています。
本日(1月31日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下落していますが、 2σが収斂しており、一旦は下げ止まりを示唆しています。日足ボリンジャーバンドは、中心線が穏やかな上向きに転じており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日はドル買い優勢(115.12円〜115.85円)になると予想します。
上値目途は、1/4高値116.35円から1/24安値の113.47円の76.4%戻しとなる115.67円近辺(また、1/28高値と同水準)となり、上抜けると、1/10高値115.85円が次のターゲットとなります。
下値目途は、1/11安値・1/28安値115.12円近辺となり、節目となる115円を下抜けた場合、2021/11/30安値112.53円から1/4高値116.35円のフィボナッチ38.2%押しとなる114.89円が視野に入ります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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