昨日(1月24日)のドル円相場
昨日(1月24日)のドル円は、ウクライナを巡る地政学的リスクから上値が重く、114円を手前に伸び悩む展開となりました。
東京市場は、上値が重い。時間外の米10年債利回りやダウ先物の上昇を背景に113.97円まで上昇するも、米国務省が在ウクライナ大使館職員の家族に退避命令を発出したとの報道が伝わるとリスク回避の円買いドル売りが優勢となり、113.75円まで下落しました。
海外市場は、欧州勢は東京市場の流れを引き継ぎ、リスク回避の円買いドル売りで参入し、年初来安値であった1月14日の113.48円を下回り、昨年12月20日以来の安値となる113.47円まで下落しました。その後、時間外取引で下落していた10年債利回りの低下が一服すると徐々に買戻され、日通し高値となる113.99円まで上昇しました。NY時間に入るとダウ平均の大幅下落を背景にした円買いドル売りが先行し、113.65円まで下げる場面もありましたが、一時1100ドル超急落したダウ平均が急速に買い戻され、プラス圏を回復したことでリスク選好の円売りドル買いが優勢となり、再度113.99円まで上昇する展開となりました。ただし114円を手前に伸び悩むと引けにかけて小反落し、113.90円でNYをクローズしています。
本日(1月25日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が右肩上がりに転じており、上昇を示唆しています。日足ボリンジャーバンドは、中心線が下向きで下落を示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合い(113.43円〜114.57円)になると予想します。
上値目途は、1/21高値かつ1/4高値116.35円から1/28安値の113.47円の23.6%戻しとなる114.15円近辺となり、上抜けると、1/20高値かつ38.2%戻しとなる114.57円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、1/21安値113.60円近辺となり、下抜けると、2021/11/30安値112.53円から1/4高値116.35円のフィボナッチ76.4%押しとなる113.43円近辺となります(なお、113.43円は1/14安値と同レベル)。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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