先週末(1月21日)のドル円相場
先週末(1月21日)のドル円は、上値が重く、主要株価の軟調推移を背景としたリスク回避の円買いドル売りが先行し、113.60円まで下落する展開となりました。
東京市場は、軟調。日経平均が前日比640円を超える大幅安となり、時間外の米10年債利回りも1.76%台まで低下したことを背景に113.62円まで下落しました。ただし、日経平均の下落が落ち着くと113.87円まで反発する展開となりました。
海外市場は、欧州勢参入後は、時間外取引の米10年債金利が1.79%台に持ち直したことから、リスク選好の円売りドル買いが優勢となり114.03円まで上昇する場面もありましたが、戻り売りに押され114円台での滞空時間は極めて短いものでした。その後、米国株式市場での主要3指標の大幅続落を受け、リスク回避の円買いドル売りが加速し、日通し安値となる113.60円まで下落しました。引けにかけても戻りは鈍く、113.62円でNYをクローズしています。
本日(1月24日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が右肩下がりから横ばいに転じており、もみ合いを示唆しています。日足ボリンジャーバンドは、中心線が下向きに転じており、下落を示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合い(113.43円〜114.16円)になると予想します。
上値目途は、心理的な節目となる114円となり、上抜けると、1/4高値116.35円から1/14安値の113.48円の23.6%戻しとなる114.16円近辺が次のターゲットとなります。下値目途は、1/21安値113.60円近辺となり、下抜けると、2021/11/30安値112.53円から1/4高値116.35円のフィボナッチ76.4%押しとなる113.43円近辺となります(なお、113.43円は1/14安値と同レベル)。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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