2022/1/19 FXドル円予想レポート

昨日(1月18日)のドル円相場

昨日(1月18日)のドル円は、日銀金融政策決定会合の結果を受けて115円台を回復するも、株安を背景にしたリスク回避の円買いが優勢となり、反落する展開となりました。 東京市場は、荒い値動き。序盤では国内輸出企業による円買いドル売りに押されて114.44円まで下落。その後、正午に発表された日銀金融政策決定会合の結果において、2022年の消費者物価指数(CPI、除く生鮮食品)見通しを 1.1%(10月は 0.9%)と上方修正しましたが、数値は想定の範囲内であり、金融政策の変更を示唆するものではないとの思惑から、引き続き日米金利差には影響が無いと受け止められ、円売りで反応しました。その後時間外取引で米10年債利回りが2020年1月以来となる1.85%台まで上昇すると円売りドル買いが加速し、115.05円まで急騰しました。 海外市場は、弱含み。欧州勢参入後は、欧州株価の軟調な推移からリスク回避の円買いが優勢となり、114.51円まで下落しました。また、NY時間に発表された米1月ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想25.7 結果-0.7)が大幅に悪化していることが伝わると、リスク回避の円買いドル売りが先行し、114.45円まで下落し、東京市場安値114.44円に面合わせしました。その後は米10年債利回りが1.87%台まで上昇したため下値も限定的となり、引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、114.60円でNYをクローズしています。

本日(1月19日)のドル円予想

1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下げに転じており、スクイーズを形成し始めています。日足ボリンジャーバンドは、中心線が右肩上がりではあるものの、ローソク足は中心線を割り込んでいます。ただ、 2σが収斂しているため、一旦は下げ止まりを示唆しています。 以上のことから、本日はもみ合い(114.43円〜114.91円)になると予想します。 上値目途は、1/4高値116.35円から1/14安値の113.48円の50.0%戻しとなる114.91円近辺となり、上抜けると、61.8%戻しとなる115.25円が次のターゲットとなります。下値目途は、1/18安値であり、かつ2021/11/30安値112.53円から1/4高値116.35円のフィボナッチ50.0%押しとなる114.43円近辺となり、下抜けると、61.8%押しとなる113.98円近辺が次のターゲットとなります。 ※チャートは、ドル/円の一時間足日足ボリンジャーバンドフィボナッチを表示しています。

ドル円週次レポート

最新の週次レポートはこちら(2022/1/17)(PDF)

新しい記事

記事一覧

古い記事

テクニカル分析チャート講座

FXブロードネットでは、取引ツールに搭載しているものを中心にテクニカルチャートの基本的な見方と使い方をご紹介します。

プライスアクション

プライスアクションの基本法則や9つの各プライスアクションをそれぞれ動画や図解と共にご紹介します。

FXドル円予想レポート

ドル円の前日の為替相場の動きを、各テクニカルで検証します。

[動画でわかる]山中康司のボリンジャーバンド実践的手法

ボリンジャーバンドについて、全6ステップの動画で山中康司がわかりやすく説明いたします。

関連情報