先週末(1月14日)のドル円相場
先週末(1月14日)のドル円は、米経済指標の冴えない結果に12/20以来、約3週間ぶりの安値となる113.48円まで急落するも、米10年物国債利回りの大幅上昇を背景に114.26円まで持ち直すといった底堅い展開となりました。
東京市場は、ドル円は下落。日経平均株価が200円を超える大幅な下落で始まると、リスク回避の円買いドル売りが優勢となりました。また、「日銀が2%の物価目標達成前に利上げを開始できるか議論している」との報道が伝わると円買いドル売りが加速し、114.22円から113.63円まで下落しました。
海外市場は、底堅い。米10年債利回りが1.72%台へ上昇したこと背景にしたドル買いが優勢となり、113.99円まで持ち直す場面もありましたが、12月米小売売上高(予想:0.0% 結果:?1.9%)が予想を大幅に下回ったことが分かるとドル売りが先行し、12/20以来、約3週間ぶりの安値となる113.48円まで急落しました。ただし、米金融政策の正常化が前倒しされるとの見方は根強く、米10年物国債利回りが1.76%台まで大幅に上昇すると、リスク選好の円売りドル買いが優勢となり、日通し高値となる114.26円まで上昇する底堅い展開となりました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、114.18円でNYをクローズしています。
本日(1月17日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が右肩上がりで上昇を示唆しています。日足ボリンジャーバンドは、中心線が右肩上がりではあるものの、ローソク足は中心線を割り込んでいます。ただ、 2σが収斂しているため、下落に一服感が出ています。
以上のことから、本日はもみ合い(114.00円〜114.70円)になると予想します。
上値目途は、1/4高値116.35円から1/14安値の113.48円の38.2%戻しとなる114.57円近辺となり、上抜けると、1/13高値の114.70円が次のターゲットとなります。
下値目途は、1/13安値かつ2021/11/30安値112.53円から1/4高値116.35円のフィボナッチ61.8%押しとなる114.00円近辺となります。下抜けると1/14安値113.48円が次のターゲットなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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