昨日(1月12日)のドル円相場
昨日(1月12日)のドル円は、注目された米12月消費者物価指数(CPI)の発表後に、全般ドル売りが強まると、節目の115.00円を割り込み、昨年12/27以来の安値となる114.38円まで急落しました。
東京市場は、方向感に乏しく、115.23円〜115.40円と17銭幅で、もみ合いとなりました。
海外市場は、米12月米消費者物価指数(CPI)発表を前に115円台半ばでのもみ合いが続いていましたが、22時30分に発表された米CPIで、前年同月比7.0%(予想7.0%)と前月(6.8%)から一段と拡大し、約39年ぶりの7%台となったものの、想定の範囲内に留まったこともあり、米10年債利回りの低下とともにドル売りが優勢となり、節目の115.00円を割り込んで昨年12/27以来の安値となる114.38円まで急落しました。その後、ブラード米セントルイス連銀総裁の「インフレ高進の中で3月利上げの可能性はかなり高い」「現時点では今年4回の利上げを予想」などの発言が伝わると反発し、114.62円でNYをクローズしています。
本日(1月13日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は右肩下がりに転じていますが、2σが収斂しており、一旦は下げ止まりを示唆しています。日足ボリンジャーバンドは、中心線が右肩上がりとなっていますが、±2σが収斂しており、上昇に一服感が出ています。
以上のことから、本日はもみ合い(114.44円〜115.13円)になると予想します。
上値目途は、1/4高値116.35円から1/12安値の114.38円の23.6%戻しとなる114.84円近辺となり、上抜けると、38.2%戻しとなる115.13円が次のターゲットとなります。
下値目途は、2021/11/30安値112.52円から1/4高値116.35円のフィボナッチ50.0%押しとなる114.44円近辺。下抜けると、2021/12/23安値かつ61.8%押しとなる114.00円近辺が次のターゲットになります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
最新の週次レポートはこちら(2022/1/11)(PDF)