昨日(1月11日)のドル円相場
昨日(1月11日)のドル円は、注目されたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の公聴会を控え、タカ派発言を期待したドル買いが先行し、115.68円まで上昇。その後パウエルFRB議長の発言が伝わると、米10年債利回りの低下を背景にしたドル売りが優勢となり、反落する展開となりました。
東京市場は、上値が重く、115.16円〜115.38円と22銭幅で、もみ合いとなりました。
海外市場は、24時に予定されていたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の指名承認公聴会でのタカ派発言を期待したドル買いが先行し、23時過ぎには日通し高値となる115.68円まで上昇しました。
米上院銀行委員会が開いた公聴会で、パウエルFRB議長は「正常化の時期について何も決定していない」「金融政策の正常化への道のりは長い」などと発言し、従来のインフレ抑制への強い姿勢を示しつつも、利上げのタイミングや回数はデータ次第との姿勢を崩さなかったことから、市場は期待していたよりタカ派な発言ではなかったと受け止め、ドル売りが優勢となり、115.27円まで下落しました。
本日(1月12日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は横ばいに転じており、もみ合いを示唆しています。日足ボリンジャーバンドは、中心線が右肩上がりとなっていますが、-2σが収斂しており、上昇に一服感が出ています。
以上のことから、本日はもみ合い(114.94円〜115.54円)になると予想します。
上値目途は、11/11高値115.68円近辺、下値目途は、1/11安値115.12円近辺となり、下抜けると1/3安値114.94円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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