昨日(1月5日)のドル円相場
昨日(1月5日)のドル円は、前日の急騰の影響もあり、ポジション調整目的の円買いドル売りが先行し、日通し安値となる115.62円まで下落しましたが、好調な米12月ADP雇用統計、タカ派な米FOMC議事要旨を受けて116.18円まで反発する底堅い展開となりました。
東京市場は、上値が重い。仲値公示にかけたドル買いで116.24円まで上昇するも、時間外のダウ先物が100ドル超下げると、リスク回避の円買いドル売りが優勢となり、115.89円まで下落しました。
海外市場は、下値が堅い。欧州時間では、前日の急激な上昇の影響もあり、ポジション調整目的の円買いドル売りが先行し、日通し安値となる115.62円まで下落しましたが、NY時間に発表された米12月ADP雇用統計(予想40.0万人 結果80.7万人)が市場予想を大幅に上回ると、リスク選好の円売りドル買いが先行。その後公開されたFOMC議事要旨にて「高インフレへの対応に向けて、予想より早期の利上げと、保有資産全体の縮小が必要になる可能性がある」との見解が示されると、米10年債利回りが昨年10/21以来となる1.70%へ急騰したことを背景に円売りドル買いが加速し、116.18円まで上昇しました。引けにかけても底堅く推移し、116.11円でNYをクローズしています。
本日(1月6日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は横ばいに転じており、もみ合いを示唆しています。日足ボリンジャーバンドは中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合い(115.45円〜116.35円)になると予想します。
上値目途は、1/4高値116.35円となり、下値目途は、1/5安値の115.62円。下抜けると、昨年11月30日安値112.52円から1/4高値116.35円の23.6%押しとなる115.45円近辺がターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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