(先週末12月17日)のドル円相場
先週末(12月17日)のドル円は、主要株価の下落からリスク回避の円買いドル売りが優勢となり、6日以来の安値となる113.14円まで下落するも、米金利先高観もあり、113.76円まで持ち直す展開となりました。
東京市場は、時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景に113.86円まで上昇しましたが、日経平均株価が560円超安まで下落するとリスク回避の円買いが優勢となり、113.44円まで下落しました。
海外市場は、下げ渋り。米10年債利回りの低下や時間外のダウ先物の下落を受けてリスク回避の円買いドル売りが優勢となり、6日以来の安値となる113.14円まで下落しましたが、その後、ウォーラーFRB理事が「米国経済は最大の雇用に近づいている」「テーパリング終了後すぐに利上げが行われる」などのタカ派的な発言から円売りドル買いが優勢となり、113.76円まで上昇する展開となりました。引けにかけても下げ渋り、113.66円でNYをクローズしています。
本日(12月20日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が横ばいに転じており、もみ合いを示唆しています。日足ボリンジャーバンドは中心線が下降しており、下落を示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合い(113.23円〜114.00円)になると予想します。
上値目途は、12/17高値113.86円近辺。上抜けると、11/24高値115.51円から11/30安値112.53円の50.0%戻しの114.00円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、11/24高値115.51円から11/30安値112.53円の23.6%戻し113.23円近辺となり、下抜けると、12/6安値112.84円近辺が次のターゲットになります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
最新の週次レポートはこちら(2021/12/20)(PDF)