昨日(12月16日)のドル円相場
昨日(12月16日)のドル円は、英欧の政策金利発表を控えて、114円前半での小動きとなっていましたが、BOEの利上げを背景としたドル売りや、米中対立懸念に伴うリスク回避の円買いドル売りから、113.55円まで急落する展開となりました。
東京市場は、方向感に乏しく、113.98円〜114.24円と26銭幅でもみ合いとなりました。
海外市場は、欧州時間では、イングランド銀行(BOE、英中央銀行)や欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表を控え、114.05円〜114.21円と16銭幅の狭いレンジで推移していましたが、BOEが利上げを実施(予想:0.10% 結果:0.25%)したことで、対ポンドでドル売りが優勢となり、その後、「米政府は生体情報を使った監視に関与したとして中国研究施設に制裁を科す」との報道が伝わると、米中対立懸念も強まり、リスク回避の円買いドル売りが加速し、113.55円と日通し安値をつけました。引けにかけても戻りは鈍く、113.58円でNYをクローズしています。
本日(12月17日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が右肩下がりとなっていますが、+2σが収斂しており、一旦は下げ止まりを示唆しています。日足ボリンジャーバンドは中心線が横ばいで、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合い(113.23円〜114.24円)になると予想します。
上値目途は、11/24高値115.51円から11/30安値112.53円の50.0%戻しの114.00円近辺。上抜けると12/15高値かつ12/16高値となる114.27円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、12/16安値113.55円となり、下抜けると、11/24高値115.51円から11/30安値112.53円の23.6%戻し113.23円近辺が次のターゲットになります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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