(昨日12月15日)のドル円相場
昨日(12月15日)のドル円は、FOMC(連邦公開市場委員会)結果公表前は、方向感に欠ける値動きが継続しましたが、FOMCでテーパリング・ペースの加速が決定され、声明文から2022年、2023年において年3回ずつの利上げが示唆されると、11/26以来、約3週間ぶりの高値となる114.27円まで急伸しました。
東京市場は、方向感に乏しく、113.57円〜113.80円と23銭幅でもみ合いとなりました。
海外市場は、FOMC結果公表を前に方向感に欠ける値動きが継続しました。注目されたFOMCでは、テーパリング・ペースの加速が決定され、2022年末時点の政策金利見通しを0.90%、2023年末時点の政策金利見通しを1.6%へ引き上げ、各々年3回ずつの利上げが示唆されたことなどからドル買いが先行し、11/26以来、約3週間ぶりの高値となる114.27円まで急伸しました。ただし、ほぼ想定の範囲内の内容との受け止めが広がると、利食いの売りに押され下落する展開となり、113.98円でNYをクローズしています。
本日(12月16日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、エクスパンションを形成し、中心線が右肩上がりとなっていることから強い上昇を示唆しています。日足ボリンジャーバンドは中心線が横ばいに転じており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日はドル買い優勢(114.00円〜114.80円)になると予想します。
上値目途は、10/4安値110.82円から11/24高値115.51円のフィボナッチ61.8%戻しの114.37円近辺。上抜けると76.4%戻しとなる114.80円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、10/4安値110.82円から11/24高値115.51円のフィボナッチ50.0%押しの114.00円近辺。下抜けると38.2%押しの113.72円近辺が次のターゲットになります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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