昨日(12月9日)のドル円相場
昨日(12月9日)のドル円は4営業日ぶりに反落。格付け会社フィッチ・レーティングスが中国恒大集団の格付けを部分的な債務不履行(デフォルト)に相当する「RD」に引き下げたことを受けて、リスク回避の円買いドル売りが優勢となり、113.27円まで下落しました。
東京市場は、113.59円〜113.81円と22銭幅で方向感に乏しい値動きとなりました。
海外市場は、下落。格付け会社フィッチ・レーティングスが中国恒大集団の格付けを「C」から部分的な債務不履行(デフォルト)に相当する「RD」に引き下げたことを受けて、リスク回避の円買いドル売りが優勢となり、113.27円まで下落しました。その後発表された前週分の米新規失業保険申請件数が18.4万件(予想の22.0万件)と1969年9月以来、約52年ぶり低水準だったことが伝わると、ドル買いが優勢となり、軟調だった米10年債利回りが上昇したことでドル買いが加速し、一時113.65円まで上昇しました。ただし、引けにかけて利食い売りに押され、113.33円まで下落してNYをクローズしています。
本日(12月10日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が緩やかな右肩下がりとなっているものの、-2σが収斂しており、一旦は下げ止まりを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは中心線が穏やかに下落していますが、±2σが収斂していることから、目先はもみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合い(113.17円〜113.81円)になると予想します。
上値目途は、12/9高値113.81円近辺。上抜けると、12/8高値かつ10/4安値110.82円から11/24高値115.51円のフィボナッチ50.0%押しの114.00円近辺。
下値目途は、11/24高値115.51円から11/30安値112.53円の23.6%戻しの113.23円近辺。下抜けると、10/4安値110.82円から11/24高値115.51円のフィボナッチ50.0%押しの113.17円近辺が次のターゲットになります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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