昨日(12月2日)のドル円相場
昨日(12月2日)のドル円は4日ぶりに反発。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大懸念から一時112.70円まで下落したものの、その後は好調な米経済指標などを受けて113.24円まで反発しました。
東京市場は堅調。時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景にドル買い優勢となり、一時113.13円まで上昇しました。
海外市場はもみ合い。欧州勢の参入後もドル買いは継続し、113.33円と日通し高値をつけました。
しかし、欧州で新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が拡大するなか、欧州株が下落したことを受けてリスク回避からドル売り円買い優勢となり、112.70円まで下落しました。
NY勢の参入後、前週分の米新規失業保険申請件数が予想(24.0万件)を上回る結果(22.2万件)となったことや、NYダウが一時670ドル超上昇したことでドル買い優勢となり、113.24円まで反発しました。
本日(12月3日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が横這いになっており、もみ合いを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは中心線が右肩下がりとなっており、下落を示唆しています。また、±2σがエクスパンションを形成していることから、ドル売りトレンドが継続するか否かに注目です。
以上のことから、本日は引き続きもみ合い (112.53円〜113.70円)になると予想します。
下値目途は、11/30安値かつ10/4安値110.82円から11/24高値115.51円のフィボナッチ61.8%押しである112.53円近辺。下抜けると心理的な節目かつ、10/4安値110.82円から11/24高値115.51円のフィボナッチ76.4%押しとなる111.92円近辺が次のターゲットになります。
上値目途は、12/2高値かつ11/24高値115.51円から11/30安値112.53円の23.6%戻しの113.33円近辺。上抜けると11/24高値115.51円から11/30安値112.53円の38.2%戻し、また、10/4安値110.82円から11/24高値115.51円のフィボナッチ38.2%押しにもあたる113.70円近辺が次のターゲットになります。
なお、本日は22:30に米11月雇用統計の発表が予定されています。新型コロナウィルスの変異株に関連する報道で相場が乱高下している中での指標発表となりますので、結果次第では、高値・安値の目途を一気に抜ける可能性もありますので注意が必要です。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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