昨日(12月1日)のドル円相場
昨日(12月1日)のドル円は、日経平均株価やダウ先物が底堅く推移したことで、113.62円まで上昇するも、米国初のオミクロン株の感染者が確認されたとの報道が伝わるとダウ平均が急落、リスク回避の円買いドル売りが優勢となり、112.66円まで下落する展開となりました。
東京市場は底堅く推移。日経平均株価が底堅く推移したことや時間外の米10年債利回りが上昇したことで、円売りドル買いが優勢となり、15時台に入って113.62円と日通し高値を付けました。
海外市場は下落。欧州時間は、NY時間で発表予定の米11月ADP雇用統計や米11月ISM製造業景況指数、また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控えて113.28円〜113.62円の34銭幅で、もみ合いとなりました。NY時間に入ると、全般円高が先行する中、米国で新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染者が初めて確認されたと伝わると、一時520ドル超上昇したダウ平均が急落、リスク回避の円買いドル売りが加速し、日通し安値となる112.66円まで下落しました。
本日(12月2日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は右肩下がりとなっていることから下落を示唆していますが、 2σが収斂しており、下落が一旦休止する可能性があります。
日足ボリンジャーバンドは中心線が右肩下がりとなっており、下落を示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合い (112.53円〜113.70円)になると予想します。
下値目途は、10/4安値110.82円から11/24高値115.51円のフィボナッチ61.8%押しである112.61円近辺。下抜けると11/30安値112.53円が次のターゲットとなります。
上値目途は、11/24高値115.51円から11/30安値112.53円の23.6%戻しの113.23円。上抜けると11/24高値115.51円から11/30安値112.53円の38.2%戻し、また、10/4安値110.82円から11/24高値115.51円のフィボナッチ38.2%押しにもあたる113.70円近辺が次のターゲットになります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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