昨日(11月29日)のドル円相場
昨日(11月29日)のドル円はもみ合い。新型コロナウイルス「オミクロン株」に対する悲観と楽観が交差するなか、112.99円〜113.95円(96銭幅)で荒い値動きとなりました。
東京市場は軟調。先週末(11/26)に大幅に下落した反動からショートカバーによるドル買い優勢となり、113.87円まで上昇したものの、その後は利食いのドル売りや戻りの鈍い日経平均株価を背景にドル売り優勢となり、112.99円まで下落しました。
海外市場は反発。新型コロナウイルス「オミクロン株」の感染拡大を警戒し前週末に急落した欧米株相場が反発したことを受け、過度なリスク回避が後退してドル買い優勢となりました。また、NYダウ平均が400ドル近く上昇して始まったことや、米10年債利回りが1.56%台まで上昇したしたこともドル買いを後押しし、113.95円まで反発しました。
しかしその後、米10年債利回りが1.51%台まで下落したことを受け、引けにかけては押し戻される形となり、113.52円でNYをクローズしました。
本日(11月30日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は緩やかな右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは中心線が横這いとなっており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合い (113.00円〜114.00円)になると予想します。
下値目途は、11/29安値かつ心理的な節目となる113.00円近辺。下抜けると10/4安値110.82円から11/24高値115.51円のフィボナッチ61.8%押し112.61円近辺が次のターゲットになります。
上値目途は、11/29高値かつ心理的な節目となる114.00円近辺。上抜けると急落前の115.51円から11/29安値112.99円の50%戻しとなる114.25円が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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