先週末(11月26日)のドル円相場
先週末(11月26日)のドル円は、南アフリカで感染力が高いとされる新たな変異株「オミクロン株」が検出されたことを受けてリスク回避の円買い・ドル売りが優勢となり、11月10日以来の安値となる113.05円まで大幅に下落しました。
東京市場は下落。南アフリカで感染力が高い新たな変異株「オミクロン株」が検出されたことを受けて、日経平均株価が890円超急落し、リスク回避の円買い・ドル売りが優勢となり、115.36円〜114.59円と77銭幅で下落しました。
海外市場は、大幅に続落。新たな変異株「オミクロン株」が確認されたのをきっかけに世界経済の先行き不透明感が広がり、世界的に株価が急落。ダウ平均は今年最大の下げ幅となる905ドル安(一時1050ドル超下落)となったほか、日経平均先物は1280円安の2万7510円まで売り込まれ、リスク回避の円買い・ドル売りが優勢となりました。また、米10年債利回りが一時1.4697%前後と11月10日以来の低水準を付けたことでドル売りが加速し、113.05円まで続落しました。
本日(11月29日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は右肩下がりとなっていることから下落を示唆していますが、エクスパンション形成後、+2σが収斂しているため、下落が一旦休止する可能性があります。日足ボリンジャーバンドは中心線が下降しており、下落を示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合い (113.16円〜114.40円)になると予想します。
下値目途は、10/4安値110.82円から11/24高値115.51円のフィボナッチ50.0%押しとなる113.16円。下抜けると11/26安値113.05円が次のターゲットになります。
上値目途として、昨日の急落からの戻しを試す展開が続いた場合、11/24高値115.51円から11/26安値113.05円の38.2%戻しとなる113.99円が第一ターゲット、50%戻しとなる114.28円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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