昨日(11月23日)のドル円相場
昨日(11月23日)のドル円は続伸。パウエルFRB議長の再任により、米金融政策を巡る先行き不透明感が後退し、米10年債利回りが1ヵ月ぶりに1.66%台まで上昇したことを背景に、4年8カ月ぶりの高値115.19円まで上昇しました。
東京市場は続伸。前日のNY市場でパウエルFRB議長の再任が決定された報道を受けてドル買い優勢のなか、2017年3月以来、4年8カ月ぶりの高値115.14円まで上昇しました。
海外市場は往って来い。欧州勢の参入後、短期間で上昇した反動によるポジション調整からドル売り優勢となりました。また、米国のミサイル駆逐艦が台湾海峡を通過したことを巡り中国側が「米海軍は安全保障の危険をもたらした」との報道を受けて米中関係悪化を懸念したドル売りが加速し、一時114.48円まで反落しました。
しかしその後、利食いによるドルの買い戻しが入り、米10年債利回りが1ヵ月ぶりに1.66%台まで上昇したこともドル買いを後押しし、東京市場の高値を上回る115.19円を記録しました。
本日(11月24日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは中心線が右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは中心線が右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。また、±2σがエクスパンションとなっていることから、トレンドが継続するかに注目です。
以上のことから、本日は買い優勢の展開 (114.69円〜115.50円)になると予想します。
上値目途は、2017/3/10高値115.50円近辺、上抜けると心理的な節目となる116円近辺が次のターゲットになります。
下値目途は、11/17及び11/22高値となる114.95近辺、下抜けると10/20高値114.69円近辺が次のターゲットとなります。
なお、本日は米国の重要な経済指標の発表が相次ぎ、明朝4時にはFOMC議事要旨も発表されます。結果次第では大きく動く可能性もあるため注目です。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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