昨日(11月16日)のドル円相場
昨日(11月16日)のドル円は続騰。米経済指標が軒並み予想を上回ったことや、セントルイス連銀のブラード総裁によるタカ派的な発言を受けてドル買いが加速し、2017年3月以来、約4年8カ月ぶりの高値114.84円まで上昇しました。
東京市場は動意に乏しく、114.08〜114.31円(値幅23銭)の狭いレンジで推移しました。
海外市場は上昇。欧州勢の参入後も114.20円を挟んでのもみ合いが続きました。NY市場に入ると、米10月小売売上高(結果1.7%/予想1.2%)および米10月輸出物価指数(結果1.5%/予想1.0%)、米10月鉱工業生産(結果1.6%/予想0.7%)が軒並み予想を上回り、ドル買いが加速しました。
また、セントルイス連銀のブラード総裁による「FRBはテーパリング(量的緩和の縮小)を加速すべき。2022年に2回の利上げを予想している」といったタカ派的な発言もドル買いを後押しし、2017年3月以来、約4年8ヶ月ぶりの高値114.84円まで上昇しました。
本日(11月17日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドは中心線が上向きとなっているものの、 2σが収斂していることから上昇が一旦休止することを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは中心線が緩やかな右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。また、バンドが拡大しつつあることから、トレンド発生となる可能性もあります。
以上のことから、本日はもみ合いの展開(114.40円〜115.00円)になると予想します。
上値目途は、心理的な節目となる115.00円近辺。上抜けると2017年3月高値圏115.50円近辺が次のターゲットになります。
なお、115円を上抜けた場合、急激な上昇となる可能性があるため、注意が必要です。
下値目途は、10/21・11/1高値114.40円近辺。下抜けると10/26、11/4、11/12高値114.30円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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