昨日(11月9日)のドル円相場
昨日(11月9日)のドル円は4日続落。米10年債利回りや日経平均株価の下落を背景に113円を割り込むと、10/11以来、約1ヵ月ぶりの安値112.72円まで下落しました。
東京市場は下落。序盤はもみ合ったものの、米10年債利回りの低下や日経平均株価の上げ幅縮小に伴い、じり安に推移しました。その後、節目となる113円を下抜けたことで、ストップを巻き込みながらドル売りが加速し、10/11以来、約1ヵ月ぶりの安値112.72円まで下落しました。
海外市場はもみ合い。東京市場で大きく売られた反動から一時113.11円まで反発したものの、ドル買いは続かず、112.74〜113.11円(値幅37戦)のレンジで推移しました。
本日(11月10日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドは中心線が緩やかな右肩下がりに転じており、スクイーズを形成していることから、目先はもみ合いを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは中心線が横這いになっており、もみ合いを示唆していますが、バンドが拡大しつつあり、トレンド発生となる可能性もあります。
以上のことから、本日はもみ合いの展開 (112.56円〜113.38円)になると予想します。
下値目途は、9/22安値109.12円から10/20高値114.69円のフィボナッチ38.2%押し112.56円近辺、下抜けると2020/2/20、2020/2/21、2021/10/8高値の112.20近辺が次のターゲットになります。
上値目途は、2021/10/12から2021/11/5まで続いた113.20近辺のサポートライン、上抜けると23.6%押し113.38円近辺が次のターゲットになります。
なお、本日は22時30分から米10月消費者物価指数(CPI)の発表が控えており、発言次第では大きく動く可能性があるため注目です。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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