昨日(11月10日)のドル円相場
昨日(11月10日)のドル円は急伸。米10月消費者物価指数(CPI)が前年比 6.2%と31年ぶりの高い伸びを記録したことでドル買いが加速し、一時114.01円まで急伸しました。
東京市場のドル円は動意に乏しく、112.77円〜112.95円(18銭幅)の狭いレンジで推移しました。
海外市場は急伸。欧州勢の参入後はじり高となり、節目となる113円台を回復したことで底堅く推移したものの、10/12〜11/5までのサポートであった113.20円近辺では上値が重く、もみ合いとなりました。
NY勢の参入後、米10月消費者物価指数(CPI)が前年比 6.2%(予想5.8%)と、1990年11月以来31年ぶりに6%台を記録したことが伝わると、米10年債利回りの上昇とともにドル買いは加速し、114.01円まで急伸しました。その後、114円台近辺では利食いのドル売りが入り、一時113.73円まで下押ししたものの底堅く、113.90円でNYをクローズしました。
本日(11月11日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドは中心線が右肩上がりとなっているものの、-2σが収斂していることから、上昇が一旦休止することを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは中心線が横這いとなっており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合いの展開 (113.78円〜114.27円)になると予想します。
上値目途は、11/4高値114.27円近辺。上抜けると10/21・11/1高値114.41円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、10/4安値110.82円から10/20高値114.69円のフィボナッチ23.6%押し113.78円近辺。下抜けると38.2%押し113.21円近辺が次のターゲットになります。
なお、本日は米国が退役軍人の日 (ベテランズデー)でNY債券市場が休場となります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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