昨日(11月8日)のドル円相場
昨日(11月8日)のドル円は3日続落。クラリダFRB副議長のハト派的な発言を受け、10/12以来、約1ヵ月ぶりの安値となる113.07円まで下落しました。
東京市場は上昇。先週末(11/5)に急落した反動からドルの買い戻しが入ったほか、国内輸入企業からのドル買いが観測され、一時113.66円まで上昇しました。
海外市場は反落。欧州勢の参入後、早期利上げに対して否定的な姿勢を続けるパウエルFRB議長の発言を控えたポジション調整からじり安となり、113.36円まで下落しました。
NY勢の参入後、クラリダFRB副議長の「利上げを検討するのはまだずっと先だ」「政策金利を引き上げる必要条件は2022年末までに満たされる可能性」との発言を受け、早期利上げ観測の後退からドル売りが加速し、10/12以来、約1ヵ月ぶりの安値113.07円まで下落しました。
しかし、113円近辺ではドル買い意欲が強く、パウエルFRB議長が金融政策や利上げについて言及しなかった安堵感からドルの買い戻しが入り、113.22円でNYをクローズしました。
本日(11月9日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドは中心線が右肩下がりとなっているものの、-2σが収斂してきているため、下落が一旦休止することを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは中心線が横這いになっており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合いの展開 (113.00円〜113.78円)になると予想します。
下値目途は、心理的な節目かつ10/12と11/8安値となる113円近辺。下抜けると10/4安値110.82円から10/20高値114.69円のフィボナッチ50.0%押し112.76円近辺が次のターゲットになります。
上値目途は、フィボナッチ23.6%押し113.78円近辺。上抜けると11/5高値114.03円近辺が次のターゲットになります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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