先週末(11月5日)のドル円相場
先週末(11月5日)のドル円は2日続落。良好な米10月雇用統計の結果を受けて一時114.03円まで上昇したものの、その後は伸び悩み、米10年債利回りが下落に転じるなか113.29円まで急反落しました。
東京市場はもみ合い。米10月雇用統計を控えて動意に乏しく、113.55円〜113.86円(31銭幅)のレンジで推移しました。
海外市場は反落。欧州勢の参入後はじり高となり、113円台後半で推移しました。NY勢の参入後に発表された米10月雇用統計では、非農業部門雇用者数が53.1万人と予想の45.0万人を上回ったほか、失業率も4.6%と予想の4.7%より強い結果となり、発表直後に113.66円から114.03円まで急伸しました。
しかし、114円近辺で伸び悩むと一転してドル売り優勢になりました。米10年債利回りが一時1.43%台まで低下するなか、週末を控えたポジション調整から113.29円まで反落し、113.39円でNYをクローズしました。
本日(11月8日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドは中心線が右肩下がりとなっているものの、-2σが収斂してきているため、下落が一旦休止することを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が右肩上がりとなっているものの、 2σが収斂してきているため、上昇が一旦休止することを示唆しています。
以上のことから、本日も引き続きもみ合いの展開(113.38円〜114.03円)になると予想します。
上値目途は、心理的節目で11/5高値の114.03円近辺。上抜けると10/21・11/1高値114.41円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、10/27・10/29安値113.38円近辺。下抜けると、10/4安値110.82円から10/20高値114.69円のフィボナッチ38.2%押しとなる113.21円近辺が次のターゲットとなります。
なお、本日は24時30分にパウエルFRB議長の発言が控えており、発言次第では大きく動く可能性があるため注目です。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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