昨日(11月4日)のドル円相場
昨日(11月4日)のドル円は反落。米10年債利回りが1.60%から1.50%台まで急低下したことや、ポンド円を中心にクロス円が急落したことを背景にドル売り優勢となり、一時113.50円まで下落しました。
東京市場は底堅く推移。11/4の朝3:00に発表となったFOMCによる声明がタカ派的な内容であったことを受け、米10年債利回りが1.60%台まで上昇したことを背景に、NY市場クローズからドル買いの流れが続き、114.24円までじり高に推移しました。
海外市場は反落。欧州勢の参入後に日通し高値114.27円をつけたものの、その後は米10年債利回りの低下を受けてドル売り優勢となりました。NY勢の参入後、米10年債利回りが1.50%台まで急低下したことでドル売りは加速し、一時113.50円まで下落しました。
また、英中央銀行(BOE)は政策金利の据え置きを決めたものの、会合では事前予想の6対3ではなく7対2で決定されたことが伝わり、ポンド円を中心にクロス円が全面安となったこともドル売りを後押ししました。
その後、米10年債利回りの低下やクロス円の下げが一服したことでドルの買い戻しが入り、113.75円でNYをクローズしました。
本日(11月5日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドは中心線が右肩下がりとなっているものの、-2σが収斂してきているため、下落が一旦休止することを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が右肩上がりとなっているものの、 2σが収斂してきているため、上昇が一旦休止することを示唆しています。
以上のことから、本日は引き続きもみ合いの展開(113.38円〜114.41円)になると予想します。
上値目途は、10/21・11/1高値114.41円近辺。上抜けると、10/20高値114.69円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、10/27・10/29安値113.38円近辺。下抜けると、10/4安値110.82円から10/20高値114.69円のフィボナッチ38.2%押しとなる113.21円近辺が次のターゲットとなります。
なお、本日は21時30分に米10月雇用統計の発表が控えており、結果次第では大きく動く可能性があるため注目です。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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