昨日(11月1日)のドル円相場
昨日(11月1日)のドル円は小幅に反落。日経平均株価の大幅高を背景に一時114.44円まで上昇したものの、その後は利食いのドル売りに押されて113.93円まで反落しました。
東京市場のドル円は堅調。前日(10/31)に行われた衆議院選挙で自民党が単独で過半数を獲得したことを背景に、日本市場の政権安定を期待した日経平均株価の上昇に沿うかたちで、前日終値より小高く114.11円で寄り付きました。その後、日経平均株価が770円超高まで上げ幅を拡大したことを受けてドル買い優勢となり、114.31円までじり高に推移しました。
海外市場は反落。欧州勢の参入後もドル買いの流れは継続し、一時114.44円まで上昇しました。
しかし、昨日のレポートで上値目途としていた10/21高値(114.41円)近辺では利食いのドル売りが入り、明日(11/3)のFOMCを控えるなか、ポジション調整によるドル売りが加速し、113.93円まで反落しました。
本日(11月2日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドは中心線が緩やかな右肩下がりとなっており、今後の下落を示唆しています。日足ボリンジャーバンドは、中心線が右肩上がりとなっているものの、2σが収斂してきているため、上昇が一旦休止することを示唆しています。
以上のことから、本日は引き続きもみ合いの展開(113.78円〜114.41円)になると予想します。
上値目途は、10/21・11/1高値114.41円近辺。上抜けると、10/20高値114.69円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、10/4安値110.82円から10/20高値114.69円のフィボナッチ23.6%押しとなる113.78円近辺。下抜けると、10/27・10/29安値113.38円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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