昨日(10月28日)のドル円相場
昨日(10月28日)のドル円は続落。ラガルドECB総裁によるタカ派的な発言を背景にユーロ買いドル売りが強まり、ドル円は14日以来約2週間ぶりの安値となる113.25円まで急落しました。
東京市場は軟調。日経平均株価の下落を受けてリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、113.50円まで下落しました。
海外市場は続落。欧州時間入り後は、ECB定例理事会を控えて、動意に乏しく、113.49円〜113.74円(値幅25銭)の狭いレンジで推移しました。注目されたECB定例理事会では、現行の金融政策の維持を公表しながらも、その後の記者会見でラガルドECB総裁が「インフレ高の時期が予想より長く続く」との見解を示いたことを受け、早期利上げ期待からユーロ買いドル売りが加速してユーロドルが急騰、ドル円は急落となり、14日以来約2週間ぶりの安値113.25円を付けました。その後は、利食いの買い戻しが入り113.59円まで値を戻しました。
本日(10月29日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドは中心線が右肩下がりとなっているものの、±2σが収斂しており、もみ合いになることを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が右肩上がりとなっているものの、-2σが収斂してきているため、上昇が一旦休止することを示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合いの展開(113.21円〜113.78円)になると予想します。
上値目途は、10/13・10/14安値且つ10/4安値110.82円から10/20高値114.70円のフィボナッチ23.6%押しの113.78円近辺。上抜けると、10/27高値114.22円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、10/27安値113.38円近辺。下抜けると10/13・10/14安値且つ10/4安値110.82円から10/20高値114.70円のフィボナッチ38.2%押しの113.21円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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