先週末(10月8日)のドル円相場
先週末(10月8日)のドル円は急伸。米失業率の強い結果と米10年債利回りの上昇を背景にドル買いが加速し、2019年4月24日以来、約2年5ヵ月ぶりの高値112.25円を記録しました。
東京市場のドル円は上昇。日経平均の堅調な推移を背景に円売りドル買いが優勢となり、111.93円まで上昇しました。
海外市場のドル円は急伸。欧州勢参入後は、米雇用統計を控え利食いの売りが入り111.69円〜111.99円(30銭幅)で軟調に推移しました。注目された米雇用統計では、非農業部門雇用者数(予想50.0万人増 結果19.4万人増)が予想を大幅に下回ったことを受け、ドル売りが強まり、日通し安値となる111.51円まで急落したものの、失業率(予想5.1% 結果4.8%)が大幅に改善したことで一転ドル買い戻し優勢となり、2019年4月24日以来、約2年半ぶりの高値となる112.25円まで急伸しました。
米10年債利回りが6月4日以来の1.61%超えまで急上昇したこともドル買いに拍車をかけました。
本日(10月11日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドは中心線が右肩上がりとなっていることや 1σより上で推移していることから上昇を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日はドル買い優勢の展開(112.08円〜112.66円)になると予想します。
上値目途は、2019/4/24高値112.40円。上抜けると112.66円(ボリンジャーバンド日足 2)が次のターゲットとなります。
下値目途は、9/30高値112.08円近辺。下抜けると10/6高値111.78円が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
最新の週次レポートはこちら(2021/10/04)(PDF)