昨日(9月21日)のドル円相場
昨日(9月21日)のドル円は下落。中国恒大集団のデフォルト懸念を背景としたリスク回避の円買いが加速し、9/15以来の安値109.18円まで下落しました。
東京市場は、前日より続いていた中国恒大集団のデフォルト懸念から109.34円まで下げる場面もありましたが、中国政府による何らかの救済措置が講じられるだろうといった期待感から、109.63円まで上昇しました。
海外市場は下落。欧州勢参入後は、東京市場の流れを引き継ぎ、ドル買いが継続し、日通し高値となる109.70円まで上昇しました。しかし、その後「中国不動産開発大手、中国恒大集団は少なくとも2つの銀行に支払い遅延」との一部報道が伝わると、ふたたび同社のデフォルト懸念が高まり、リスク回避の円買いが優勢となり、9/15以来、1週間ぶりの安値となる109.18円まで下落しました。引けにかけても安値圏で推移し、109.21円でNYをクローズしています。
本日(9月22日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドの中心線は右肩下がりとなっているものの±2σが収斂しているため、下げ止まりを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドの中心線は横這いとなっており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日は反発し、ドル買い優勢の展開(109.07円〜109.70円)になると予想します。
上値目途は、9/21高値109.70円、上抜けると9/10高値109.99円近辺が次のターゲットとなります。下値目途は、4/23安値107.47円から7/2高値111.66円のフィボナッチ61.8%押し109.07円近辺、下抜けると8/4安値108.71円近辺が次のターゲットとなります。
本日(9/22 27:00)はFOMCが予定されており、相場が大きく動く可能性が高く、注目です。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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