昨日(8月31日)のドル円相場
昨日(8月31日)のドル円は上昇。米経済指標の冴えない結果から一時109.58円まで下落したものの、その後はロンドンフィキシングに向けたドル買いや、米10年債利回りが上昇したことを背景に、110.07円まで反発しました。
東京市場は動意に乏しく、109.79〜109.98円(値幅19銭)の狭いレンジで推移しました。
海外市場は往って来い。欧州勢が参入後はドル売り優勢となり、NY勢参入後に発表された米8月シカゴ購買部協会景気指数や米8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)が軒並み予想を下回ると、8/25以来の安値109.58円まで下落しました。
しかしその後、月末を迎えたロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けてドル買いのフローが観測されたことや、米10年債利回りが上昇したことでドル買いが加速し、110.07円まで急反発しました。
その後は110円を挟んでこう着状態となり、110.01円でNYをクローズしました。
本日(9月1日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドの中心線は右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドの中心線は緩やかな右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日も買い優勢の展開(109.57〜110.67円)になると予想します。
上値目途は、8/10安値かつ8/19・8/26・8/27高値となる110.20円台、上抜けると4/23安値から7/2高値のフィボナッチ23.6%押しとなる110.67円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、8/31安値かつフィボナッチ50%押しの109.57円近辺、下抜けると8/18・8/19・8/20・8/24安値近辺の109.40円台が次のターゲットとなります。
なお、本日は21時15分に米8月ADP雇用統計、23時に米8月ISM製造業景況指数が発表が控えており、結果次第では大きく動く可能性があるため注目です。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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