2021/8/30 FXドル円予想レポート

先週末(8月27日)のドル円相場

先週末(8月27日)のドル円は下落。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言を受けてドル売り優勢となり、109.78円まで下落しました。 東京市場はもみ合い。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控えて動意に乏しく、109.88〜110.08円(値幅20銭)の狭いレンジで推移しました。 海外市場は下落。ジャクソンホール会議を前に、ボスティック米アトランタ連銀総裁やハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、メスター米クリーブランド連銀総裁など、複数の米金融当局者からタカ派的な発言が伝わるとドル買い優勢となり、110.26円と日通し高値をつけました。 その後、パウエルFRB議長がジャクソンホール会議の講演で、「年内のテーパリング開始が適切になり得る」としつつも、「テーパリングは利上げ時期を示す直接的なシグナルではない」と強調し、足もとのインフレ上昇については「一時的なものである可能性」と従来の見方を繰り返しました。 市場では、想定されていたほどタカ派的な内容ではなかった失望感からドル売りが加速し、109.86円まで急落しました。その後もじり安の展開となり、朝方に109.78円と日通し安値をつけ、109.84円でNYをクローズしました。

本日(8月30日)のドル円予想

ドル円1時間足のボリンジャーバンドの中心線は右肩下がりとなっており、下落を示唆しています。 日足ボリンジャーバンドの中心線は横這いとなっており、もみ合いを示唆しています。 以上のことから、本日はもみ合い(109.57〜110.06円)の展開になると予想します。 上値目途は、4/23安値から7/2高値のフィボナッチ38.2%押しとなる110.06円近辺、上抜けると8/10安値かつ8/19・8/26・8/27高値となる110.20円台が次のターゲットとなります。 下値目途は、フィボナッチ50%押しの109.57円近辺、下抜けると8/18・8/19・8/20・8/24安値近辺の109.40円台が次のターゲットとなります。 ※チャートは、ドル/円の一時間足日足ボリンジャーバンドフィボナッチを表示しています。

ドル円週次レポート

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