昨日(8月16日)のドル円相場
昨日(8月16日)のドル円は続落。地政学リスクの高まりや米経済指標が悪化したことを背景にドル売り優勢となり、8/4以来、約2週間ぶりの安値109.11円まで下落しました。
東京市場は下落。反政府組織タリバンがアフガニスタン政権を20年ぶりに奪還したことを受け、地政学リスクの高まりから日経平均株価が下落し、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、109.32円まで下落しました。
海外市場は軟調。欧州勢が参入後は109.30円台を挟んでこう着状態となりました。しかし、NY勢が参入後に発表された米8月ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想(28.5)を下回る結果(18.3)となったことや、米10年債利回りが1.22%台まで低下したことからドル売り優勢となり、8/4以来、約2週間ぶりの安値109.11円まで下落しました。NYクローズは109.14円となりました。
本日(8月17日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドの中心線は緩やかな右肩下がりとなっているものの、±2σが収斂していることから目先はもみ合いを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドの中心線は横這いとなっており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合い (108.71〜109.56円)の展開になると予想します。
下値目途は、7/19、8/16安値かつ4/23安値107.47円から7/2高値111.66円のフィボナッチ61.8%押しとなる109.07円近辺、下抜けると8/4安値108.71円近辺が次のターゲットとなります。
上値目途は8/13安値かつ50.0%押しとなる109.56円近辺、上抜けると38.2%押しとなる110.06円近辺が次のターゲットとなります。
本日は21時30分に米7月小売売上高、26時30分にパウエルFRB議長の発言が控えており、結果次第では大きく動く可能性があるため注目です。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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