昨日(8月11日)のドル円相場
昨日(8月11日)のドル円は6日ぶりに反落。米10年債利回りの上昇を背景に7/7以来、約1ヵ月ぶりの高値となる110.80円まで上昇したものの、その後発表された米消費者物価指数(CPI)が冴えない結果となったことで反落しました。
東京市場はじり高。日経平均株価が上昇して始まったほか、時間外の米10年債利回りが小幅ながら上昇したことを受けてドル買い優勢となり、110.68円まで上昇しました。
海外市場は上昇後に急反落。欧州勢が参入後、米10年債利回りが1.37%台まで上げ幅を拡大したことでドル買いも加速し、7/7以来、約1ヵ月ぶりの高値となる110.80円まで上昇しました。その後は、21時30分の米消費者物価指数(CPI)を控えてポジション調整のドル売りが入りました。
注目の米消費者物価指数(CPI)では、FRBがインフレ指標として重視しているコア指数が前月比0.3%と予想の0.4%を下回り、ドル売りが加速したことで110.38円まで急落しました。
その後もじり安となり、2時過ぎに米10年債入札を受けて米10年債利回りが下落したことで、日通し安値となる110.30円を記録しました。引けにかけては小反発し、110.42円でNYをクローズしました。
本日(8月12日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドの中心線が緩やかな右肩下がりとなっており、下落を示唆しています。一方、日足のボリンジャーバンドの中心線は横這いとなっており、±2σも横這いとなっていることからもみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合い(110.23〜110.67円)の展開になると予想します。
上値目途は、4/23安値107.47円から7/2高値111.66円の23.6%押しとなる110.67円近辺、上抜けると3/31高値110.96円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、8/10安値110.23円近辺、下抜けると8/9安値かつ38.2%押しとなる110.06円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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