昨日(8月10日)のドル円相場
昨日(8月10日)のドル円は5日続伸。米10年債利回りの上昇を受け、7/14以来、約3週間ぶりの高値となる110.60円まで上昇しました。
東京市場は本邦勢が夏季休暇で薄商いのなか、110.23〜110.40円と上下わずか17銭の値幅で推移しました。
海外市場は堅調。欧州勢が参入後、先週の米雇用統計が良好であったことやFRB高官らのタカ派的な発言を背景に、米早期テーパリング(量的緩和の縮小)観測が強まり、米10年債利回りが1.34%まで上昇したことを受けてドル買い優勢となり、7/14以来、約3週間ぶりの高値となる110.60円まで上昇しました。
その後も高値圏で推移し、110.56円でNYをクローズしました。
本日(8月11日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドの中心線が緩やかな右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。また、日足のボリンジャーバンドの中心線は横這いとなっているものの、ローソク足が中心線より上で推移しているため、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日も買い優勢(110.23〜111.00円付近)の展開になると予想します。
上値目途は、4/23安値107.47円から7/2高値111.66円の23.6%押しとなる110.67円近辺、上抜けると3/31高値110.96円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、8/10安値110.23円近辺、下抜けると8/9安値かつ38.2%押しとなる110.06円近辺が次のターゲットとなります。
本日は21時30分に米7月消費者物価指数(CPI)の発表が控えており、結果次第では大きく動く可能性があるため注目です。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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