昨日(8月4日)のドル円相場
昨日(8月4日)のドル円は急反発。米7月ISM非製造業景況指数が統計開始以来の最高値を記録したことや、クラリダFRB副議長のタカ派的な発言を受けてドル買い優勢となり、109.67円の高値まで急伸しました。
東京市場は動意に乏しく、108.92円〜109.10円と上下わずか18銭の値幅で推移しました。
海外市場は急伸。欧州勢が参入後も動意に乏しく、109円台前半でこう着状態となりました。
NY勢が参入後に発表された米7月ADP雇用統計(前月比)が、予想(69.5万人)を下回る結果(33.0万人)だったことでドル売り優勢となり、108.71円まで下落しました。しかし、その後に発表された米7月ISM非製造業景況指数が予想(60.5)を上回る結果(64.1)となり、統計開始以来最高値となったことでドルの買い戻しが優勢になりました。
また、クラリダFRB副議長が「利上げ開始条件は2022年末までに満たされる可能性があり、2023年からの利上げ開始は正当化される」などのタカ派的な発言をしたことでドル買いは加速し、109.67円の高値まで急伸しました。その後は利食いのドル売りが入ったものの底堅く、NYクローズは109.48円となりました。
本日(8月5日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドの中心線が右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。一方、日足のボリンジャーバンドの中心線は右肩下がりとなっており、下落を示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合い (109.07〜109.67円)の展開になると予想します。
下値目途は、7/19安値かつ4/23安値(107.47円)から7/2高値(111.66円)のフィボナッチ61.8%押しとなる109.07円近辺、下抜けると8/4安値108.71円近辺が次のターゲットとなります。
上値目途は、8/4高値109.67円近辺、上抜けると38.2%押しとなる110.06円が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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