2021/7/29 FXドル円予想レポート

昨日(7月28日)のドル円相場

昨日(7月28日)のドル円は乱高下。タカ派的なFOMC声明を受けて110.28円まで上昇したものの、パウエルFRB議長のハト派的な発言を受けて109.84円まで反落しました。 東京市場はFOMCを控えて動意に乏しく、109.74円〜109.91円と17銭の狭い値幅で推移しました。 海外市場は乱高下。欧州勢が参入後、欧州株相場が反発したことや米10年債利回りが上昇したことを受けてじり高となり、23時過ぎに110.22円まで上昇しました。その後はFOMC前のポジション調整によるドル売りが入り、110.02円まで反落しました。 注目のFOMCでは、市場の予想通り政策金利の据え置きを決定しました。FRBは昨年12月に「雇用と物価安定の目標に向けて著しい進展が見られるまで」量的緩和を続けるとしていましたが、今回のFOMCでは初めて「経済はこれらの目標に向けて前進しており、今後の会合で引き続き進展を評価する」との文言が追加されました。テーパリング(量的緩和の縮小)開始時期に対する議論が進んでいることが示唆されたことを受け、ドル買いが加速し、発表直後に日通し高値となる110.28円まで急騰しました。 しかし、その後のパウエルFRB議長の定例記者会見で「インフレ率は引き続き長期目標を下回る見通し」、「利上げには程遠い」とハト派的な発言をしたことでドル売り優勢となり、109.84円まで反落しました。

本日(7月29日)のドル円予想

ドル円1時間足のボリンジャーバンドの中心線が緩やかな右肩上がりとなっているものの、ローソク足が中心線を下回っていることや、±2σが収斂していることからもみ合いを示唆しています。一方、日足のボリンジャーバンドの中心線は緩やかな右肩下がりとなっており、下落を示唆しています。 以上のことから本日はもみ合い(109.57円〜110.28円)になると考えます。 下値目途は、7/8、7/9、7/27安値かつ4/23安値(107.47円)から7/2高値(111.66円)のフィボナッチ50.0%押しとなる109.57円近辺、下抜けると7/19安値かつ61.8%押しとなる109.07円近辺が次のターゲットとなります。 上値目途は、7/28高値110.28円近辺、上抜けると7/13、7/14高値かつ23.6%押しとなる110.67円近辺が次のターゲットとなります。 ※チャートは、ドル/円の一時間足日足ボリンジャーバンドフィボナッチを表示しています。

ドル円週次レポート

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