昨日(7月19日)のドル円相場
昨日(7月19日)のドル円は約2ヵ月ぶりの安値圏まで急落。新型コロナウイルスの感染拡大からリスク回避姿勢が強まり、一時109.06円と5/27以来となる約2カ月ぶりの安値を記録しました。
東京市場は目立った材料もなく、109.84円〜110.09円と25銭の狭い値幅で推移しました。
海外市場は急落。新型コロナウイルスで感染力の強いインド型(デルタ株)の感染が拡大したことを受け、世界経済の先行き不透明感が強まり、リスク回避によるドル売り円買いが強まりました。
欧州を代表する株価指数の一つであるユーロ・ストックスは2.6%超急落したほか、NYダウは一時945ドル超下落し、米10年債利回りは節目となる1.20%を割り込み、一時1.174%と5ヵ月ぶりの安値水準まで低下しました。投資家によるリスク回避が強まったことでドル売りは加速し、一時109.06円と5/27以来となる約2カ月ぶりの安値圏まで急落しました。
しかし、5/27安値109.04円や節目となる109円の前ではドル買い意欲が強く、109.57円まで反発しました。
引けにかけては109円台半ばで動意に乏しく推移し、109.35円でNYをクローズしました。
本日(7月20日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドの中心線は右肩下がりとなっており、下落を示唆しています。また、日足のボリンジャーバンドの中心線は、緩やかな右肩下がりとなっており、下落を示唆しています。
下値目途は、5/27、7/19安値かつ4/23安値(107.47円)から7/2高値(111.66円)のフィボナッチ61.8%押しとなる109.07円近辺、下抜けるとフィボナッチ76.4%押しとなる108.46円近辺が次のターゲットとなります。
上値目途は、フィボナッチ38.2%押しとなる110.06円近辺、上抜けると7/8 、7/13、7/14高値かつ23.6%押しとなる110.67円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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