ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
◆ドル円急落。世界的な株安を受けリスク回避の円買いが加速
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昨日(7月8日)のドル円は急落。世界的な株安を受けてリスク回避の円買いが加速し、6/11以来となる安値109.53円を記録しました。
東京市場は軟調。政府が東京都に対し緊急事態宣言を再発令する方針を固めたと報じられたことを背景に、日経平均株価が下落したことでリスク回避のドル売り円買い優勢となり、110.20円の安値をつけました。
海外市場は急落。新型コロナウイルスの変異型が世界で感染拡大していることを受け、景気回復が遅れかねないとの懸念から欧米株が急落し、リスク回避のドル売り円買いが加速しました。ドル円は23時頃に6/11以来となる安値109.53円を記録しました。
その後は利食いのドル買いが入ったことで109.80円台まで反発し、109.75円でNYをクローズしました。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドの中心線は右肩下がりとなっているものの±2σが収斂しているためもみ合いを示唆しています。一方、日足チャートの中心線は緩やかな右肩上がりとなっているため、上昇を示唆しています。
上値目途は、4/23安値(107.47円)から7/2高値(111.66円)のフィボナッチ38.2%押しとなる110.06円近辺、上抜けると23.6%押しとなる110.67円が次のターゲットとなります。
下値目途は、7/8安値かつ50.0%押しとなる109.56円近辺、下抜けると61.8%押しとなる109.07円が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。