ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
◆4日ぶりに小反発。110円台半ばでもみ合い続く
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昨日(7月7日)のドル円は4日ぶりに小反発。東京市場に6/22以来の安値となる110.39円をつけましたが、その後は反発して110.81円まで上昇しました。
東京市場は往って来い。日経平均株価が大幅安で寄り付いたことを受け、6/22以来の安値となる110.39円まで下落しました。しかし、1/6安値を起点としたサポートライン水準が意識されドル買いが入り、110.64円まで反発しました。
海外市場はもみ合い。欧州勢が参入後、日本政府が4回目の緊急事態宣言を出す方針を固めたとの報道を受け円売り優勢となり、日通し高値となる110.81円をつけました。その後は、FOMC議事要旨を控えて様子見ムードとなり、110.70円挟んでもみ合いとなりました。
6/15-6/16に開催されたFOMC議事要旨では、経済活動は上向きとしつつも、テーパリング(量的緩和の縮小)を急ぐ姿勢は示されず、発表後はややドル売り優勢となったものの反応は限定的で、110.62円でNYをクローズしました。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドの中心線は横這いとなっており、もみ合いを示唆しています。一方、日足チャートの中心線は緩やかな右肩上がりとなっているため、上昇を示唆しています。
上値目途は、6/21安値(109.71円)から7/2高値(111.66円)のフィボナッチ38.2%押しとなる110.91円近辺、上抜けると23.6%押しとなる111.20円が次のターゲットとなります。
下値目途は、7/7安値110.39円近辺、下抜けると76.4%押しとなる110.17円近辺、さらに下抜けると6/21安値109.71円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。