ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
◆急落。米雇用統計の結果を受け、一時110.93円を記録
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先週末(7月2日)のドル円は3日ぶりに反落。米6月雇用統計で失業率と平均時給が予想を下回ったことを受け、110.93円まで下落しました。
東京市場は米6月雇用統計を控えて動意に乏しく、111.51〜111.65円と14銭の狭い値幅で推移しました。
海外市場は急落。欧州勢が参入後、米6月雇用統計を前にしたポジション調整からドル売り優勢となり、111.37円まで下落しました。その後、NY勢が参入後に発表された米6月雇用統計では、非農業部門雇用者数が 85万人と予想の 72万人を上回ったことを受け、発表直後に111.60円まで急伸しました。
しかし、失業率が5.9%と予想の5.7%を上回り悪化したことや、平均時給が予想より弱い内容となったことから一転ドル売りとなり、111.15円まで急落しました。
その後、利食いのドル買いが入ったことで111.37円まで反発したものの、米国の3連休を控えたポジション調整のドル売りが入り、110.93円でNYをクローズしました。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドの中心線は右肩下がりとなっており、下落を示唆しています。一方、日足チャートの中心線は緩やかな右肩上がりとなっているため、上昇を示唆しています。
本日(7/5)は、米市場が米独立記念日の振替で休場となります。
上値目途は、7/2高値(111.66円)から7/2安値(110.93円)のフィボナッチ61.8%戻しとなる111.38円近辺、上抜けると2020/3/24、3/25高値となる111.70円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、6/25、6/28高値110.98円近辺、下抜けると2021/6/29高値110.76円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。