ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
◆続伸。2020年3月25日以来、1年3ヵ月ぶりの高値圏へ
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昨日(7月1日)のドル円は急騰。前日のADP雇用統計の好結果を背景に、本日(7/2)の米雇用統計に対する期待感が高まり、一時111.63円と1年3ヵ月ぶりの高値圏まで続伸しました。
東京市場は動意に乏しく、111.02〜111.16円と14銭の狭い値幅で推移しました。
海外市場は堅調。欧州勢が参入後はじり高となり、昨日のレポートで上値の目安としていた2020/3/26高値111.28円を上抜けたことでドル買いが強まり、ストップを巻き込みながら一時111.62円と1年3ヵ月ぶりの高値圏へ急騰しました。
その後、利食いのドル売りが入ったことで111.34円まで反落したものの、米新規失業保険申請件数が36.4万件と予想の39.0万件を下回ったことや、米10年債利回りが上昇したことを受けて再びドル買い優勢となり、一時111.63円と日通し高値に面合わせとなりました。
引けにかけては小反落し、111.52円でNYをクローズしました。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドの中心線は右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。また、日足チャートの中心線は緩やかな右肩上がりとなっているため、上昇を示唆しています。
本日(7/2)は、21時30分に発表される米雇用統計に注目です。
上値目途は、2020/3/24、3/25高値となる111.70円近辺、上抜けると2020/2/20、2/21高値となる112.20円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、2021/6/23、6/24、6/30高値となる111.10円近辺、下抜けると2021/6/29高値110.76円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。