ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
◆上値の目安が的中し、往って来い。
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先週末(5月28日)のドル円は往って来い。一時110.19円と4月6日以来となる約1ヵ月半ぶりの高値を記録しましたが、110円台では戻り売り意欲が強く、109.74円まで反落しました。
東京市場は、前日の海外市場で急伸した流れを受けてドル買いが先行し、109.95円まで上昇しました。
しかし、心理的な節目である110.00円を抜けられず、109.81円まで反落しました。
海外市場は往って来い。NYダウ先物が160ドル上昇したことを受けて再びドル買い優勢となり、21時前に110.00円を上抜け110.08円まで上昇しました。その後、米連邦準備理事会(FRB)が重視する4月米個人消費支出(PCE)コアデフレーター(前年同月比)が3.1%と予想2.9%を上回ったことでドル買いは加速し、一時110.19円と4月6日以来となる約1ヵ月半ぶりの高値を記録しました。
ただし、110円台では戻り売り意欲が強いことや利食いのドル売りが入ったこと、本日(5/31)は米国と英国が休場のため、3連休を控えたポジション調整によるドル売りが観測されたことで急落し、109.74円の安値をつけました。NYクローズは109.67円となりました。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドの中心線は横這いとなっており、目先はもみ合いを示唆しています。一方、日足チャートの中心線は緩やかな右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。また、 2σ近辺で推移しており、バンドウォークを形成して続伸するか否かに注目です。
5/28に記載した上値の目途、3/31高値(110.96円)から4/23安値(107.47円)のフィボナッチ76.4%戻しで、5/28高値である110.15円近辺、上抜けると3/31高値110.96円近辺が次のターゲットになります。
下値目途は5/31安値で、3/31高値(110.96円)から4/23安値(107.47円)のフィボナッチ61.8%戻しとなる109.64円近辺、下抜けると50.0%戻しとなる109.22円近辺が次のターゲットになります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。