ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
◆引き続き、104円の上値の重たさが意識される
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昨日 (1月25日)のドル円相場は、NY株の下落を背景にしたリスク・オフのドル買いを受けて上昇する場面もありましたが、104円台の上値の重たさが意識された展開となりました。日通しでは103.67円〜103.93円と26銭幅で推移しました。
東京市場ではドル円は伸び悩む。一時、先週末高値の103.89円に面合わせする場面がありましたが、リスクオンの株高に伴って対オセアニア通貨に対してドル売り圧力が高まると次第に頭が重くなる展開となりました。
欧州市場は、じり高。対ユーロで強含む場面では対円でも買い戻される動きもありましたが、東京市場の高値を超えるほどの動きとはならず、もみ合いが継続しました。
NY市場は底堅い。欧米株安に始まり、その後NYダウが一時430ドル安になったことに伴い、リスク・オフのドル買いが優勢になると、一時103.93円と日通し高値を付けましたが、104.00円の売りに上値を抑えられる展開となりました。その後、米国株が下げ渋ったことで、ドル買い圧力は後退し、103.79円まで下落してNYをクローズしています。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみるとボリンジャーバンドの中心線は横ばいとなっており、持ち合いの様相となっています。
なお、日足チャートでは、2020/3/24を起点としたレジスタンスラインの下で推移しており、上値の重い展開が継続していることから、下降トレンドが継続していることがわかります。
以上のことから本日の下値目途は、昨日から引き続き、1/11高値104.40円から1/21安値103.32円の38.2%戻しにあたる103.73円、23.6%戻しにあたる103.57円が第2ターゲットとみています。
上値目途は50%戻しとなる103.86円、上抜けると61.8%戻しとなる103.99円が次のターゲットなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。