ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
◆リスク・オフのドル買いが継続するも、104円台回復とはならず
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先週末(1月22日)のドル円相場は、NY株の下落を背景にしたリスク・オフのドル買いを受けて上昇したものの、104円台の回復とはならず、日通しでは103.46円〜103.88円と42銭幅で推移しました。
東京市場は小動き。103.50円を挟んだ狭いレンジ内推移が継続し、103.46円から103.61円とわずか15銭にとどまりました。
欧州市場は底堅い。対オセアニア通貨を中心としてドル買いが継続し、103.70円付近での推移となりました。
NY市場はドル買いが継続。この日発表された1月米製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値や12月米中古住宅販売件数は予想を上回ったものの、相場の反応は限られました。欧州株相場や時間外のダウ先物の下落を背景に、リスク・オフのドル買いが優勢となりこの日の高値となる103.89円まで上昇したものの、104円台の重たさが意識され、103.75円まで下落してNYをクローズしています。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみるとボリンジャーバンドは中心線は上向きであることから上昇を示唆してはいるものの、 2σがスクイーズを形成し始めていることから、持ち合いの様相となっています。
なお、日足チャートでは、2020/3/24を起点としたレジスタンスラインの下で推移しており、上値の重い展開が継続していることから、下降トレンドが継続していることがわかります。
以上のことから本日の下値目途は、1/11高値104.40円から1/21安値103.32円の38.2%戻しにあたる103.73円、23.6%戻しにあたる103.57円が第2ターゲットとみています。
上値目途は50%戻しとなる103.86円、上抜けると61.8%戻しとなる103.99円が次のターゲットなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。