ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
◆上昇するも104円前半は上値が重い
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昨日(1月19日)のドル円相場は、堅調な株価の上昇を背景に104.08円まで上昇するも、104円前半では上値が重く、徐々に上値を切り下げる展開となりました。
東京市場は上昇。日経平均株価の堅調な動きを背景にリスク選好の円売りが優勢となり、104.08円まで上昇しました。
欧州市場は次期財務長官に指名されたイエレン氏の承認公聴会を控えて、103.94円〜104.08円と14銭幅の狭い値動きとなりました。
NY市場はイエレン次期財務長官候補の指名承認公聴会において、目新しい発言もなかったことから相場の反応は限られました。ただし、バイデン次期大統領の就任式を控えた警戒感もあり、104.04円から103.83円まで下落しました。その後も104円台を回復することはできず103.90円でNYをクローズしています。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみるとボリンジャーバンドは中心線が上昇し、スクイーズを形成していることから方向感がないことを示唆しており、上値の重さを確認できます。1/11高値104.39円から11/13安値103.52円の61.8%戻しとなる104.07円付近で何度か上値を抑えられていることから、104円前半付近の水準では戻り売りが旺盛なことが伺えます。また、下値では103.60円付近で何度かサポートされていることから、目先の下値目途として意識されています。日足チャートで見ると、3/24を起点としたレジスタンスライン付近で推移しており、明確に上抜けることができればトレンドの転換の可能性が大きくなります。
以上のことから本日の下値目途は103.60円となり、下抜けると1/6安値102.59円から1/11高値の104.39円の23.6%押しとなる103.32円が次のターゲットとなります。
上値目途は50%押しとなる104.13円となり、上抜けると51/11高値104.39円が次のターゲットなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。