ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
◆103円台後半では上値重く推移
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昨日(1月18日)のドル円相場は、103.61円から103.93円の32銭幅での狭い値動きで、103円台後半では上値の重い展開となりました。
東京市場は下落。「イエレン次期米財務長官候補は1/19の指名承認公聴会でドル安を志向しない方針を明確にする」との観測報道から103.93円まで上昇しましたが、その後は日経平均株価が下落するなか円買いが優勢となり、103.68円まで下落しました。
欧州市場は揉みあい。特段材料がない中103.70円〜103.84円の14銭幅で方向感のない値動きとなりました。
NY市場は下落。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によるリスク回避の円買いで103.61円まで下落しましたが、米国祝日(キング牧師生誕記念日)で市場参加者に乏しく、103.68円でNYをクローズしています。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドは右肩下がりとなっており、下落を示唆しています。
1/11高値104.39円から11/13安値103.52円の61.8%戻しとなる104.07円付近で何度か上値を抑えられていることから、104円前半付近の水準では戻り売りが旺盛なことが伺えます。また、下値では103.60円付近で何度かサポートされていることから、目先の下値目途として意識されています。
日足チャートで見ると、3/24を起点としたレジスタンスラインの下で推移しており、現在も上値の重い展開が継続していることがわかります。
以上のことから、本日の下値目途は103.60円となり、下抜けると1/6安値102.59円から1/11高値の104.39円の23.6%押しとなる103.32円が次のターゲットとなります。
上値目途は1/15高値103.91円となり、上抜けると50%戻しとなる104.13円が次のターゲットなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。