ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
◆米長期金利の低下で、5日ぶりに反落。
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昨日(1月12日)のドル円相場は米10年物国債利回りの上昇からドル買いが優勢となる場面もありましたが、その後の米長期金利の低下にそったドル売りが継続し前日の安値103.84円を下抜けて103.71円まで下落する展開となりました。
東京市場は上昇するも上値は重い。
時間外の米10年債利回りが上昇したことでドル買いが優勢となり104.32円まで値を上げましたが、前日高値の104.39円が意識され次第に上値が重くなり104.20円台まで押し戻される展開となりました。
欧州市場はもみ合い。
東京市場のドル売りの流れで104.10円まで下押ししましたが東京時間の安値104.09円がサポートとして働くと買い戻しがじりじりと進み、104.26円まで買い戻されました。その後は方向感なくもみ合いとなりました。
NY市場は5日ぶりに反落。
米10年物国債利回りが一時1.1855%前後と昨年3月19日以来の高水準を付けたことを受けてドル買いが優勢となり、東京時間につけた高値104.32円に面合わせとなる104.33円まで上昇しました。ただ、その後好調な米10年債入札をきっかけに債券を買う動きが強まると米長期金利が低下に転じ、一転ドル売りが優勢となりました。前日の安値103.84円を下抜けて、103.71円まで下落する展開となりました。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドはエクスパンションを形成し下方向のバンドウォークが発生し下落を示唆しています。
また、日足チャートで見ると1/6安値102.59円から1/11高値の104.39円の38.2%押しとなる103.77円まで下落する展開となっています。
以上のことから本日の下値目途は1/8安値の103.60円となり、下抜けると1/6安値102.59円から1/11高値の104.39円の23.6%押しとなる103.32円が次のターゲットとなります。上値目途は50%押しとなる104.13円となり、上抜けると1/11高値となる104.39円が次のターゲットなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。