ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
◆103円後半で上値の重い展開
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昨日(1月13日)のドル円相場は対ユーロでドル買いが進み、103.99円まで上昇しましたが米長期金利の低下にそったドル売りから103円後半では上値の重い展開となりました。
東京市場は弱含み。トランプ米大統領の弾劾裁判の行方から米国経済への影響を懸念したドル売り・円買いが優勢となり、約1週間ぶりの安値となる103.52円まで下落しました。
欧州市場は上昇。対ユーロでドル買いが進んだ流れに沿って、日通し高値となる103.99円まで上昇しました。
NY市場は米30年債入札の好調な結果から米長期金利が急低下し、ドル売りが優勢となると103.74円まで値を下げました。その後は103円後半でのもみ合いが続き、103.83円でNYをクローズしています。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみるとボリンジャーバンドは中心線が上向きに転じ上昇を示唆していますが、1/6安値102.59円から1/11高値の104.39円の23.6%押しとなる103.97円付近で何度か上値を抑えられていることから、104円付近の水準では戻り売りが旺盛なことが伺えます。また、日足チャートで見ると、3/24を起点としたレジスタンスラインの位置する104円付近では上値重い展開が予想されます。
以上のことから、本日の下値目途は昨日(1/13)安値の103.52円となり、下抜けると1/6安値102.59円から1/11高値の104.39円の61.8%押しとなる103.28円が次のターゲットとなります。上値目途は、23.6%押しとなる103.97円を明確に上抜けることができれば14.6%押しとなる104.13円がターゲットとなり、上抜けると1/11高値となる104.39円が次のターゲットなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。